■日本の織物にも影響を与えたジャカード織物の発祥の地「リヨン」 19世紀の産業革命期、ジャカール(ジャカード)によって機械式の織機が考案され、リヨンの絹織物業界はめざましい発展を遂げました。これが現在のジャカード織の基礎となり、日本からもリヨンの工業技術を習得するために京都の使節団が派遣されました。この時持ち帰ったジャカード織の技術が西陣織の近代化の基礎を築き、わが国の織物技術にも深く影響を与えています。 ■ヨーロッパ最大の織物コレクション「リヨン織物美術館」 リヨン織物美術館は1864年に美術工芸博物館として創設、1890年に美術館として正式に開館。ヨーロッパはもちろん、東洋・中近東など世界に現存する織物芸術の中でも、特に選りすぐった完成度の高い作品を数多く所蔵しており、織物芸術の分野ではヨーロッパ最大規模の美術館です。40万点以上にものぼるコレクションはフランスの「美の結晶」と称され、各国の美術愛好家や研究者たちが訪れています。 |